『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』
洋画 ★★★☆☆
台詞回しに色気がなくたんたんとしているし、可愛い魅力的なキャラクターも不足しています。新三部作のあくまで導入といった印象です。見所はポッド・レースと最後のダースモールとの戦闘シーンくらいでしょうか。でもそのクライマックスは見事で、ヒラヒラした身のこなしがライトセイバーの質量のなさを感じさせ、文句なくカッコいいです。内容的にはジェダイの組織としての弱さが見えます。政治の流れに影響を与えることができず、アナキンを育成する決断もできない。恐怖に対する警戒心で硬直してしまっているよう。ルークのような新たな希望が最後まで現れないことが分かっている分、なんとなく悲壮感があります。